微小な大腸がん(陥凹型大腸がん)
当院の大腸内視鏡検査では
ポリープ型の良性腫瘍や大腸癌はもとより、
微小な陥凹型大腸癌の発見についても
積極的に取り組んでいます。
陥凹型大腸癌は当院の特別顧問でおられます工藤進英教授が1985年に第1例目を発見し、それ以降は加速度的に全国各地でも発見されるようになりました。
この病変の特徴は、形が陥凹しているがため熟練の内視鏡医でさえも発見が非常に難しい点と、さらにポリープ型と比べ悪性度が非常に高い点にあります。
つまり見逃されやすい癌であるが、もし1度でも見逃してしまうと加速度的に進行性大腸癌へ変貌する可能性が高い極めて怖い病変なのです。
ポリープ型の良性腫瘍は比較的ゆっくりと発育しますのでそれほど慌てる必要はありませんが(それでも早期に切除した方が良いですが)、この陥凹型癌については絶対に見逃してはいけません。
当院ではそこに注力した大腸内視鏡検査を積極的に実践しており、そしてそれこそが我々の強みであると考えております。